FXにおけるバイアス集、その他、目標達成の為に知っておくと良いこと等

イケコー

今回の記事は、FXにおける様々なバイアスの他、
これは知っておいて為になる考え方等をまとめてみました！

トレードにおける様々なバイアス

ブレークイーブン効果のバイアス
後知恵バイアス
代表制バイアス
コントロール幻想バイアス
確証バイアス
自己奉仕バイアス
自信過剰バイアス
利用可能性ヒューリスティック
ダニングクルーガー効果
レイクウォビゴン効果
アンカリング効果
ウェブレン効果
ゴルディロックス効果
スノッブ効果
バンドワゴン効果
ラベリング効果
ピグマリオン効果
プラシーボ効果
ディスポジション効果
しろくまのリバウンド効果
ソロモンのパラドックス
アレのパラドックス
木こりのジレンマ
強メンタルの作り方
心理的リアクタンス、カリギュラ効果
予言の自己成就
シャーデンフロイデ
エモーショナルディスクロージャー＆エクスプレッシブライティング
朝一にネガティブな思考は×！
習慣化のテクニック⇒if-thenプランニング
まとめ
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ブレークイーブン効果のバイアス

これは代表的なバイアス、
あるあるです！

自分の持っているポジションの含み損が回復して利益に変わった場合は、単純に買ったものがそのまま上がるよりも満足度が高くなってしまうバイアスです。

例えば、パチンコ、スロット、競馬等で遊んでいて、マイナス5万円がたまたま±0になった時、収支は±0なのに、めちゃ勝った気分になった経験はありませんか？

FXで言えば、自分の負けを受け入れられず放置したポジションがたまたま好転してプラスになったことがありませんか？

これが、超厄介です！

このような経験の回数が増えると、
含み損が大きくても、放っておけば何とかなる！

という行動が癖になってしまいます。

そしてこれを破産するまで続けてしまうのです。

後知恵バイアス

人は、後から（事象が起こってから）仕入れた情報を、事象が起こった時点で、既に分かっていたはずだと思い込んでしまうバイアスのこと。

こんなこと有りませんか？

過去のチャートを見て、この時買ってれば（売ってれば）勝てたじゃん。
簡単だったなぁ・・・。なんでトレードしなかったんだろう・・・。

有りますよね。

後からトレンドが分かり、そこに規則性を見いだせた時、人はまるで最初からそれが分かっていたような、先が見えるような錯覚に陥ります。

その状態でトレードをすると、
先が予測できると思い込んでしまいます。

これでは上達しません。
相場の先は分からないと理解して初めて上達するからです。

そして上手く行かず、
なぜ思い通りにならないのだ？となってしまうのです。

代表制バイアス

人は、一度あるべき姿を思い描いてしまうと、そのあるべき姿をなかなか変えられないというバイアスです。

新しい事実が判明しても、なかなか行動が変わらないというバイアスです。

時代の流れと共に、あるべき姿も変わります。

臨機応変に考え方を柔軟にすることが大切です。

コントロール幻想バイアス

自分がコントロール出来ない事象を、あたかもコントロール出来ていると思い込んでしまうバイアスです。

自分がコントロール出来ない事象は、コントロールできないと理解することが重要です。

確証バイアス

自分の考えが正しか否かを検証する時に、自分の考えが正しいことを証明する証拠ばかりを探し反証情報に注目しないバイアスのこと。

自分にとって都合の悪いことこそ、向き合い、受け入れることが重要です。

自己奉仕バイアス

成功した時は、自分自身の能力によるものであり、失敗した時は自分ではどうしようもない外的要因によるものであると思い込んでしまうバイアスのこと。

特に失敗した時は、
すべて自分の責任であると思うことが重要です。

自信過剰バイアス

自分の知識、能力を過信しすぎることから生じるバイアスです。

男性は自分の力を過信してしまう傾向がある。

その為、取引回数が多くなりがち（昔の狩りの本能）になり、自らの考えが正しいと思い込んでしまい、損切りも遅れてしまう傾向があります。

本当に正しいのか？
ルール通りか？
エントリー前に一旦立ち止まって考えてみるのが良いでしょう。

利用可能性ヒューリスティック

利用可能性
ある事象を考えようとした時に頭に浮かんできやすい情報

ヒューリスティック
経験則

自分が過去に学んできたこと、経験を全て結び付けてしまい、バイアスを生む原因になること。

人間関係で言うと、こうゆう人はこうゆうタイプだ！とか
投資で言うと、ビットコインでたまたま相場が上がり続け、ビットコインを買って儲けた経験が有ると、相場が下がり続けた時に、買いで入るのが正しいと言って損切せず、今の利益を飛ばしてしまうこと。

ステレオタイプ化してしまうことです。

学ぶことは学習能力の高い人の強みではあるが、晩年になるとそれが顕著になって、自分が今まで見てきたもの、つまり昔のことを今の時代に適用させようとしてしまいます。

ダニングクルーガー効果

能力不足な人ほど自分の能力不足に気づかない。

能力の低い人が自分の能力を実際よりも高く評価してしまうバイアスです。

・常に学ぶ姿勢を持つ、勉強に終わりはない

・最初が肝心、十分な備えをしろ

・急がない、慎重に決断すること

・自信を持つべきタイミングを知る、準備が十分にあってこその自信、万全の準備をしてから自信を持て

以上のような行動がダニングクルーガー効果の対策と言われています。

レイクウォビゴン効果

自分は他の人より優れていると思ってしまうバイアスです。

いやいや、自分に限ってそんなことは無いから大丈夫！

みたいなヤツです。

アンカリング効果

最初に目に入った情報や価格、数値的なものがその後の判断に影響を及ぼしてしまう、という心理効果。

ニュースやＳＮＳで仮想通貨はもうかる！という情報を最初に見てしまうと、その後、どれだけ価格が下げてもそれは一時的なものだと気にしないようにする。

定価1万円の物が期間限定で5000円！になってたら安心を感じる。

北斗の拳で万枚出たら、その後、北斗ばっかり打つようになる。

この日のこの店の末尾は出るんだよ！と思い込むようになる。

などなど（笑）

ウェブレン効果

値段が高いものほど価値を感じてしまう心理。

高いものは良いもの。と感じでしまうこと。

ゴルディロックス効果

選択肢が沢山有るとき、無難なものを選びやすくなるという心理効果。

丁度良い程度のことで、真ん中を選ぶ心理。松竹梅の法則。

選択肢が沢山有りすぎると逆に選べないというのも有る。

スノッブ効果

一般の消費者が増加していくにしたがって購買が減少する効果。

多くの人が持っている商品などに対して魅力が低下していくといった心理効果。

バンドワゴン効果

ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。

「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る。という意味である。

ラベリング効果

ラベルを貼ること。

あなたは～だよね。と言うことによって、その人はその通りの人間になりやすいということ。

ピグマリオン効果

人は人から期待された通りの結果を出すものだということ。

人の期待が人の成長にプラスをもたらすということ。

プラシーボ効果

何も入っていないのにこれは凄い薬だよ！

といって患者さんに飲ますと
症状が和らいだりすること。

ディスポジション効果

買った銘柄が上がった時はすぐに売ってしまい、下落した時は保有し続ける。
という投資家の心理的な傾向。

統計的には売った株は上昇し、下落した株は下落する。

精神的にもキツい取引でないと大きく儲けることは出来ないということです。

しろくまのリバウンド効果

人は無理に忘れようとすると余計に忘れられなくなる。

これもあるあるですね（笑）

ソロモンのパラドックス

ソロモン王は深い知恵を持っていて賢人と呼ばれてました。

ただこんなソロモン王も他人に対しては冷静沈着に適切なアドバイスをすることが出来たにも関わらず、自分のことについては失敗することが多かった。

自分のことになると間違った判断を下してしまうこと。

このことを
ソロモンのパラドックスという。

アレのパラドックス

直感に頼った選択は金額的には損していることが多い。

しかもその直感が間違っていると分かっていても人間はその行動を正しいと思って行動してしまうこと。人間の行動は「期待効用理論」通りには行きません。

例．①②の文章を読んで、どちらか選んでみてください

①「利益」の場合
Ａ.10万円、無条件であげます
Ｂ.コインを投げて表なら21万あげます

②「損失」の場合
Ａ.無条件で10万払う
Ｂ.コインを投げて裏なら21万払う、表なら0

期待値は共にBが10.5万円
なのにも関わらず
①はＡ
②はＢを選んでしまう人が多い。

期待効用理論通りには行かない。

人は何かを得る喜びよりも、何かを失う悲しみの方が大きいと言われています。
損1に対して得2～2.5で同じ感覚といった感じです。

・少しの上下動で利食いしてしまう
・トレンド発生中に利食いしてしまう
・トレンドに入る前に決済してしまう

これらの行動は、
今ある利益を失いたくないという心理状態から来ています。

上記のことを理解（正体を知る）することで、対応が出来るようになっていきます。

木こりのジレンマ

一生懸命、木を切っている木こりが居ました。

だが斧がボロボロで木が全然切れていません。

そこを通りかかった旅人が、一回切るのは辞めて、斧を研いだらどうか？と木こりに問いかけるも、分かっちゃいるけど忙しくてそれどころではない。と木こりは答えて木を切り続けました。

→目先に囚われて全体、将来が全く見えていない状態を表します。

上手く行かないときは、一旦立ち止まって、一歩下がって考えてみることが重要です。

知っておいて為になること集

強メンタルの作り方

「俯瞰能力」を鍛えるトレーニング

自分を上から客観視することを習慣化する。
これがなかなか簡単に出来ません！

これが出来るようになる方法⇩
「エンプティーチェア」
驚くほど悩みが解決する

①紙に今の悩みを書く

②椅子を2つ用意し、隣り合うように並べ、片方の椅子に座る。もう片方に、悩みを書いた紙を置く。そしてそこにもう一人の自分が座っているのを想像する

③その空いている椅子に座っている自分に対して悩みのアドバイスを言ってあげる。隣の椅子に座っているもう一人のイメージしている自分にアドバイスすることで、一人で考えている時には見いだせなかった最良のアドバイスや解決策がひらめいたりする。

→客観的視野を持って、自分にアドバイスできるようになります

心理的リアクタンス、カリギュラ効果

人間には、やるなと禁止されるほど、その物事に興味がわいてダメだと分かっていてもついついそれをやってしまう心理があります。

自由を制限されると反発し、より自由に執着すると言われています。

問題．
庭に芝生を植えてもすぐに踏まれてしまって困っている時、どんな立札を立てますか？

①芝生に入ってはいけません

②芝生に入ったら罰金です

③芝生を踏んだら可哀そうです

どうでしょうか？

①～③は全部、不正解！

正解は、芝生に入ったらあなたのズボンに農薬が付きますよ！

入ることのデメリット（農薬がズボンに付く）をきちんと伝えることで誘導できる。入らないことで農薬が付かないというメリットがある。

トレードでルールを守れないのはこれが影響している。

「ルールを破ってはいけません」
「ルールを守らなければなりません」
ではなく、ルールを守った時のメリットは何か？ルールを破った時のデメリットは何か？

これを明確にすることで、ルールを守れるようになるのです。

予言の自己成就

自分はこうである。と思い込んでいると、実際にそうなること。

目標を達成したと予言し、
目標を達成した自分を思い浮かべましょう！

シャーデンフロイデ

他の人を引きずり下ろした時に生まれる快感のこと。

他人が不幸に見舞われた時に感じる喜びのこと。

他人の不幸は蜜の味

これは自分は何も変わらない、何の生産性もないので辞めましょう。
（メンタルは一時的に回復するかもしれないが・・・）

エモーショナルディスクロージャー＆エクスプレッシブライティング

エモーショナルディスクロージャー

ストレスを感じたときはそれを口に出しましょう！

ポイントは楽しそうに、そうすることでストレスの対応を改善して鬱になりにくくなります。

エクスプレッシブライティング

実際に紙に書き出してみるという方法もあります。

朝一番にやるべきこと自分が今、一番成果を出したい作業をすること。かつ、乗り越えたあとに自分がどうなっているのか？楽しい予想を立てておきましょう！

朝一にネガティブな思考は×！

朝一は、デフォルト・モード・ネットワークといって脳がすっきり安静リラックスした状態です。

その状態の中で、ネガティブな発想をしてストレスを感じたりするとパフォーマンスが落ちると言われています。

ワーキングメモリー（短期記憶能力、作業記憶能力）が低下する。
決断力低下、うっかりミスも増える。ポジティブシンキングで行こう！

習慣化のテクニック⇒if-thenプランニング

if-thenプランニング

「AをしたらBをする」と決めること。

A・・・今までの習慣
B・・・新しい習慣

例．
電車に乗ったら読書する。
お風呂上がったらストレッチする。
朝起きたら30分勉強をする。

習慣化
＝if-thenプランニングのインプット

ポイントは、
無茶しない、1つずつ、少しずつ！

習慣化するまでは66日かかると言われています。

継続できる簡単な行動にしましょう！